大阪桐蔭が履正社に決勝で敗れ、今年のセンバツから続いていた公式戦連勝が「36」でストップした。大阪府予選は履正社が5年ぶり5度目の優勝を果たし、大阪桐蔭は大阪2位で20日から開催される近畿大会に出場する。

先発の新井雅之投手(2年)が初回に4安打3失点。3回にも履正社の小深田大地内野手(1年)に2ランを浴びるなど、序盤に失点が続き打線も援護できなかった。西谷浩一監督(49)は「3回までに点を取られて苦しい展開だったんですが、ピッチャーはゲームを作ってくれた。挽回できるようにチームを作っていかないといけないなと思いました」と話した。前チームのセンバツから続いていた連勝が止まったことには「チームが変わっていますし、このチームはこのチーム。自分たちは何も(意識して)ないです」と話した。

主将の中野波来(はる)外野手(2年)は今大会打撃が不調で、13日の準決勝からスタメンを外れていた。序盤はベンチから試合を見守り「(前チームの)3年生より力もないですし、まだプレーに余裕がない。チャンスになっても気負っているところがあって、もっと楽な考え方ができるのに変な圧をかけてしまっていた。近畿大会では気持ちの面で攻めていけるようにしたい」と振り返った。

来春のセンバツ出場校選考の参考大会となる近畿大会は20日からほっともっとフィールド神戸(兵庫)で行われる。3連覇を目指すセンバツ出場へ向けて、負けられない戦いが続く。