元阪神投手の麦倉洋一監督(47)率いる佐野日大(栃木1位)が鮮やかな逆転劇で東農大三(埼玉2位)を破り、5年ぶりの8強入りを決めた。

1-2で迎えた9回表、1死二、三塁から2番佐藤の中前適時打で2者生還し3-2と逆転。さらに3番松本の右越え適時二塁打で4-2。4番橋浦の犠飛で5-2とした。

麦倉監督は、平成元年に佐野日大の投手として甲子園を経験。開幕戦で勝利投手となった。その年の秋にドラフト3位で阪神に入団。引退後は会社員を経て、昨年から同校で監督を務めている。

センバツへは4強が当確ライン。高校時代、そして阪神でプレーした甲子園へあと1勝と迫った。