第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)に初出場する札幌大谷が20日、鹿児島1次合宿から帰道した。今年初めて土のグラウンドで練習し、飯田柊哉主将(2年)は「充実した練習ができて、良かった」と手応えを口にした。

18日には紅白戦を実施し、明治神宮大会優勝に貢献した西原健太、太田流星(ともに2年)、阿部剣友(1年)の3投手が登板した。船尾隆広監督(47)は「みんな仕上がりが良く、自己最速に近い球速が出ていた。センバツでの投手陣も、その3人が中心になるだろう」と構想を口にした。

鹿児島は54人が参加も、3月10日からの和歌山2次合宿は30人程度に絞り込む。同監督は「神宮大会でメンバー外の山口(竜=2年)が紅白戦で本塁打を打ったり、荒川(善斗=1年)も良かった。いい意味で悩み事が増えた」と話した。