第91回選抜高校野球大会(23日開幕、甲子園)に初出場する札幌大谷が12日、和歌山御坊市内で箕島(和歌山)と今年初の練習試合を行い、3-2で勝利した。明治神宮大会優勝に貢献した右横手投げの太田流星投手(2年)が先発し、3回2安打無失点、6三振を奪う投球で好調ぶりをアピール。「初回をしっかり乗り切ろうと心がけた。調子は悪くないが、2四球を出したところは、しっかり修正したい」と振り返った。

2月の鹿児島1次合宿中にインフルエンザにかかり、離脱。41度の高熱が出て、終盤は部屋に隔離され、紅白戦に出ることができなかった。22日に復帰すると徐々に状態は上向き、3キロ落ちていた体重もベストの77キロに戻った。自身今年初実戦で55球を投げ「最後の3回でバテた」と反省。降板後にグラウンド外周を5周ランニングした。船尾隆広監督(47)は「現状を見られたのは良かった。テンポも良かったし、問題ないと思う」と評価した。