横浜(神奈川)の吉原大稀一塁手(3年)が大会第1号を放った。

7回、先頭打者として初球の直球を引っ張り、ライトスタンドへ運んだ。

6回終了時点で4-10。「1点ずつかえさないと」という思いの中で自身通算7本目、公式戦では初の本塁打を豪快にかっ飛ばした。北海道・旭川出身。主砲候補として期待されながら、肩などの故障に悩み、レギュラーをつかめずにいた。度会隆輝内野手(2年)が右足首の故障で調整が遅れた影響もあり、平田徹監督(35)に「ずっとファイティングポーズをとってきた選手」として「4番一塁」に抜てきされた。

チームメートにも「いま吉原が絶好調です」と期待されていた。「チームが勝てなかったので…」と試合後に笑顔はなかったが、本塁打を含む3安打。大舞台で努力の成果を見せた。