筑陽学園(福岡)の「ジュニアコンビ」も夏へのリベンジを誓った。

94年夏甲子園で準優勝した樟南(鹿児島)の右腕エースだった福岡真一郎氏(42)の長男、大真(たいしん)外野手(3年)は、3打席目で右翼線への三塁打を放って、甲子園3試合すべてで安打を放つ活躍だった。それでも「もっと投手を助けなければならなかった。夏までに打撃をもっと上げないといけない」と悔しさをにじませた。江口祐司監督(56)は試合後「夏に向けて福岡が中心になると思う」と成長に目を細めた。

92年夏甲子園で全国Vの西日本短大付(福岡)の主将だった中村寿博・日本文理大監督(44)の次男、敢晴(かんせい)内野手(2年)は自分の成長を感じていた。「課題だった守備での送球はうまくいった。夏まではもっとうまくなりたい」。父とは毎試合メールか電話で連絡をとっていたが「夏に向けて頑張りたいと言いたい」と下は向いていなかった。