大商大高が箕面学園を下し、初優勝を決めた。25日から佐藤薬品スタジアム(奈良)で行われる近畿大会出場切符を手にした。

初回に先制を許したが、その裏2死三塁からホームスチールで同点とした。同点で迎えた6回裏、無死一塁から7番松田直生内野手(2年)の適時二塁打に相手野手の失策が絡み勝ち越した。その後も、犠飛と1番山本晴登外野手(2年)のソロ本塁打などでこの回3得点。7回にも1死から3連打などで4点を追加し、相手を突き放した。

4回にはエースの上田大河(3年)が投手強襲打を受けて途中降板するアクシデントにも見舞われるも、後を受けた辰巳昂次郎投手(3年)が5回途中を3安打1失点の好リリーフ。投打がかみ合った大商大高が、令和初の大阪府王者になった。

就任11年目の高橋克典監督(34)は「(優勝が)うちでいいのかなという気持ち。大阪の代表として勢いのあるゲームをしたい」。

激戦区・大阪を制した勢いに乗って、近畿大会に乗り込む。