7年ぶり出場の水戸商(茨城)がサヨナラ負けを喫した。9回2死一、二塁からエース小林嵩投手(しゅう=3年)が中前打を浴びた。県大会決勝の藤代戦でも9回に勝ち越しを許していただけに「ふと、あの時のことが頭によぎった。何も考えずに行くべきだった」と振り返った。

それでも最速142キロの速球とカットボールを軸にした小気味のいい投球は、古豪復活の可能性を感じさせるに十分な内容。打っても4番で2安打2四死球の大黒柱は「気持ちの面でもう一段強くなる」と夏を見据えた。