<高校野球南北海道大会:東海大札幌7-0とわの森三愛>◇24日◇札幌地区Bブロック大会1回戦◇札幌円山

U18日本代表候補右腕、東海大札幌(南北海道)の小林珠維(3年)が24日、今夏初登板した。

札幌円山球場で行われた酪農学園大とわの森三愛との札幌地区1回戦で、7-0の7回裏1死からマウンドへ。1人目を二ゴロで打ち取るも、続く打者に甘く入ったスライダーを右前に運ばれた。最後は最速150キロの自慢の直球で空振り三振に仕留めたが「準備が甘く、自分の投球ができなかった」と首をかしげた。

4月の代表候補合宿では、最速163キロの大船渡(岩手)佐々木朗希らがいるハイレベルの環境で学んだが、春は制球に苦しみ、救援での2試合登板にとどまった。「速球だけでは通用しない」と投げ込みを増やし、変化球の精度を磨いてきた。この日は被安打1もストライク先行の投球で、大脇英徳監督(43)は「春よりは…です。この夏1戦1戦強くなっていけば」。小林珠は「最後の夏で集大成。甲子園に向けて自分の投球を改めて調整したい」と話した。