3年ぶりの東東京大会優勝を狙う関東第一(東東京)が30日、ダブルヘッダーで練習試合を行った。

第1試合の神村学園(鹿児島)戦では技巧派右腕の土屋大和投手(3年)、第2試合では速球派右腕の谷幸之助投手(3年)がそれぞれリリーフ登板した。

第1試合は神村学園に6-2で勝利したが、アクシデントが起こった。9回から登板した土屋の右足首に打球が直撃。1死一塁で主将の渋谷嘉人内野手(3年)が緊急登板した。見事に遊ゴロ併殺打に抑え「投手をやったのは中学生以来」とはにかんだ。

第2試合は八王子と対戦した。3-3の4回終了時、降雨コールドでノーゲームとなった。谷は4回からマウンドに上がった。鋭い腕の振りから常時投げ込まれる真っすぐの速さとキレに相手ベンチからはざわめきが起きた。

関東第一の選手たちは、昨夏の準決勝で敗れた二松学舎大付へのリベンジに燃えている。今夏は決勝まで戦うことはないが「二松学舎と決勝で戦うために勝ち進みたい」と選手は口をそろえる。関東第一は今夏の初戦、14日に登場する。