Aシードの木更津総合は、背番号11の根本太一投手(3年)が先発したが、完全復調とはいかなかった。

昨夏の甲子園で最速149キロをマークして注目を集めたが、昨秋に右肩を原因不明の痛みが襲い、なかなか本格的な投球練習ができなかった。今夏はエースナンバー「1」を篠木健太郎投手(2年)が背負い、この大会は「11」で臨んでいる。

この試合は立ち上がりから快調に飛ばしたが5、6回と長打を浴び3失点。それでも、最速は144キロをマークした。「春の県大会のころよりはよくなったけど、力むとストライクが入らない。力を抜いて投げることを意識して、変化球の精度も上げたい」と反省を口にした。

五島卓造監督(65)は根本について「球は来ていたが調子がよくなかった。もう少し、自分を信じて投げてくれればいいのですが」と注文をつけた。篠木はいるが、根本の復調は甲子園へのキーポイントとなる。