富士学苑は延長10回、2年で4番を務める渡辺雷翔(らいと)二塁手の決勝本塁打で日川を破った。9回裏に同点に追いつかれ延長突入。10回2死、左打席の渡辺は、したたかに狙っていた。内角やや高めの変化球をうまくバットに乗せて振り切った。

右翼へ公式戦初アーチ。「ビデオで見ると、相手投手は変化球が多かったし、自分も真っすぐが当たってなかった。だから狙ってた。第1号がいいところで出てうれしい」と2年とは思えぬ読みが的中した。