先発・船津僚太投手(3年)が力投したが、1球に泣いた。

「あのスライダーだけが失投だった」と7回に打たれた本塁打を悔やんだ。優勝候補の帝京打線を前に、9回6安打10奪三振2失点。期待に応える投球だった。

秋大会後に右肘を故障し、冬は1人黙々とトレーニングにいそしんだ。体重は10キロ増加。メンタルトレーニングも怠らなかった。

「3年間で一番いい投球が出来た」。強力打線を2失点に抑えたことは自信になった。「夏の大会はこれでリセット。野球を続ける。これからの目標を考えたい」と前を向いた。