桜丘が競り負けて、2010年以来の5回戦進出を逃した。

背番号1のエース三浦秀輝投手(3年)は6回から2番手で登板。3回1安打無失点が、高校最後のマウンドだった。

先発回避は負傷のためだった。2回戦でバント処理した際に、右足首を捻挫した。チームメートは「三浦を先発マウンドに立たせるぞ」を合言葉に、この夏3つの白星をつかみ取った。三浦は「チームに迷惑をかけながら、逆転勝ちしてくれたり、綾瀬高校戦も踏ん張ってくれた。本当は万全な状態でマウンドに立ちたかったんですけど。やりきれた、という気持ちが大きくて、すがすがしい気持ちが強い」と涙はなく、笑顔で言った。

今後は勉強して大学進学を目指す。中学時代の恩師の勧めで選んだ同校について「この2年半は野球漬けでしたけど、みんな明るくて、いい学校だなと思います」と言い切った。