「朗希フィーバー」は未明から始まった。佐々木朗希投手(3年)擁する大船渡の4回戦・盛岡四戦の観戦に、早朝5時時点で約80人が行列をつくった。

試合周辺の駐車場でも約20台が車中泊をしたとみられる。稲葉真一さん(43=滝沢市)は前夜午後11時30分に到着し、入場門外の敷地内にテントを張った。大船渡の観戦は4試合目。「今まで見てきた佐々木君のことを考えると、これくらい並んでも当然だと思います」と後方に伸びる列を見つめた。

チケット販売を待つ列は一、三塁側に分かれており、午前7時に販売が開始され、同時に開門した。その時点で500人以上が列をつくっていた。

スカウト一番乗りは中日八木スカウトで5時到着。18日の一戸戦でも早朝5時1分に到着していた。その後も阪神など日米球団のスカウトが6時以前に到着した。タクシー利用客も多く、同5時のJR盛岡駅にはタクシーが3台しかいなかった。第1試合の一関工-花泉は午前9時試合開始予定。第2試合の大船渡-盛岡四は午後0時30分の試合開始予定となっている。