今秋ドラフト1位候補の創志学園・西純矢投手(3年)が高校通算23号を放つなど二刀流で大暴れした。投げては4回7奪三振で被安打1、無四球無失点。最速148キロの直球でコーナーを突いた。

一方、打っては4打数3安打5打点だ。3回1死一、二塁で左腕守分のスライダーをとらえ、左翼ポール際中段席まで先制3ランを運ぶ。4回には無死二塁から中前適時打。5回にも遊撃強襲適時打でコールド勝利を成立させた。

広島、ロッテ、西武のスカウト陣も視察する中、投打で大活躍。1回先頭打者に二塁打を浴びた後は打者12人連続アウトを奪い、「(先頭に打たれて)ヤバいなと思った。焦りました。置きにいった真っすぐを打たれたので、しっかり腕を振っていきました。冷静に投げられたのは良かった」。悪天候の中で登板した1回戦の岡山南戦では帽子が飛ぶ場面も目立ったが、この日は数度だけ。「前回は髪が長かったので滑ったんです。前の試合の次の日に髪を切ったので」と照れ笑いしていた。