高砂のエース左腕中島宏海投手(3年)が9回3失点で粘り、87年以来、32年ぶりの4強に進出した。

1点差の最終回1死二、三塁のピンチを切り抜けた中島は「勝ちたい一心。捕手のミットに思いを届けるつもりで投げた」と振り返った。吉川祐司監督(45)は「同点までは中島でと。(次戦の)明石商は昨夏敗戦した相手。11月の練習試合でも1点も取れずに負けた。まずは1点という気持ちで」と話した。中島も「明石商は昨夏のリベンジ。全力投球でいきたい」と闘志を燃やした。