第101回全国高校野球選手権大会(6日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われ、4年ぶり25度目出場の静岡高は、大会第2日(7日)の第2試合(午前10時30分開始予定)で津田学園(三重)と対戦することが決まった。結果を受け、小岩和音(あのん)主将(3年)は「力のあるチームとやれるので、わくわくしています」と闘志を燃やした。

甲子園での県勢と津田学園の対戦は、藤枝明誠が延長11回の末に6-7でサヨナラ負けを喫した第99回大会以来、2年ぶり。現チームに対しても昨秋の東海大会で御殿場西が、今春の東海大会で加藤学園と浜松商が敗れている。県勢にとって因縁の相手となるが、小岩は「そういった思いも背負って戦いたい」と力を込めた。

今年6月には練習試合で対戦する予定だったが、雨で中止に。だが、チームは昨秋東海大会準決勝の津田学園戦を観戦。1回戦で静高にコールド勝ちした中京大中京(愛知)に13-2で大勝した試合を目に焼き付けており、相手のイメージはできている。エース松下静(じょう)投手(3年)は「エースがしっかり抑えて、打者が打つべきところで打つチーム。自分が最少失点に抑えて、ロースコアの勝負に持ち込みたい」と気を引き締めた。

対戦相手、日程も決まり、いよいよ本番が迫ってきた。松下は「やる気が上がってきました。一戦必勝のつもりで臨みたい」と意気込んだ。【河合萌彦】