3季連続出場の八戸学院光星(青森)が、令和最初の夏に開幕戦を引き当てた。

ノーシードだった青森大会同様に右端のくじを引いた武岡龍世主将(3年)は壇上で思わず「うわあっ」と驚きの声。「個人的には開幕もありかなと思っていた。今まで経験もしたことがないですし、楽しみです。でも第4日とか第6日とかを引いてこいと言われていたので…」。仲井宗基監督(49)も「青森でジャンケンも6連敗だったし、持ってないなあ」と苦笑い。同校としては夏は初開幕戦だが、15年センバツで9-2と九州学院(熊本)に勝利。幸運くじにするためにも、初出場の誉(愛知)戦に向けて準備を進める。

青森県勢としては04年に青森山田が天理(奈良)に延長12回、3-4と惜敗して以来、15年ぶりの開幕試合。東北勢では17度目だが、過去4勝12敗と分が悪いデータも。武岡は「中軸を中心に、チャンスで打って粘り強く投手にプレッシャーをかけたい」。3季連続甲子園準V経験校は、新時代開幕イヤーで初の白河越えに挑む。【鎌田直秀】