37年ぶり出場の立命館宇治が、春夏通算6度目の挑戦で、うれしい初勝利を挙げた。

秋田中央・松平涼平投手(3年)、立命館宇治・高木要投手(3年)の両エースがともに3回まで被安打1の立ち上がり。ただ、松平は3回まで4与四死球。4回にも2死球が絡んで2死満塁と走者を背負ったが、踏ん張った。

5回は秋田中央、立命館宇治ともに得点圏に走者を進めたが、あと1本が出ず、両チーム無得点だった。

秋田中央は7回表に2四球とバント安打で無死満塁に。だが、立命館宇治・高木は落ち着いた投球でピンチをしのいだ。

試合が動いたのは7回裏の立命館宇治の攻撃。1死二塁から上田龍一郎外野手(3年)の打球を、秋田中央二塁手が失策。外野へ抜けた間に二塁走者が生還し先制。これが決勝点となった。

秋田市立時代以来45年ぶり出場となった秋田中央は、72年夏以来47年ぶりの勝利はならなかった。