明石商(兵庫)がサヨナラ勝ちを収めた延長10回裏の攻撃で、アウトからセーフに判定が覆り、球場が一瞬どよめいた。

無死一塁から岡田光内野手(3年)がバントの構えで投前に転がした。捕球した宇部鴻城の投手・池村健太郎投手(3年)は二塁へ送球。1度はアウトの判定が下されたが、審判が集合して協議した。

戸塚球審は場内放送で「投手から遊撃手へ送球されましたが、遊撃手がボールを落球し、完全捕球していないとし、ノーアウト一、二塁で再開します」と説明があり、セーフに覆った。記録は投手の悪送球となった。

無死一、二塁で試合が再開され、最後は1死満塁から河野光輝内野手(3年)が決勝スクイズを決めた。