日本はパナマに快勝した。台湾が南アフリカに勝利したため、試合中にスーパーラウンド進出が決まった。

先手はパナマに奪われた。2回2死一、三塁、8番打者の投手右へのボテボテのゴロに西純矢投手(3年=創志学園)が捕って一塁に送球も二塁手のベースカバーが遅れセーフ(記録は内野安打)となり先制を許した。日本は直後の2回に1死一、三塁で横山陽樹外野手(2年=作新学院)の中犠飛で追いついた。

日本は5回2死一、三塁で4番石川昂弥内野手(3年=東邦)の左越え3ランで勝ち越した。さらに6回には水上桂捕手(3年=明石商)の左翼ポール直撃のソロ本塁打で5-1とした。無死満塁としたが、雨が強くなり中断。再開を待ったが雨が上がらずコールド勝ちした。

混戦のA組は韓国、B組は台湾、米国がスーパーラウンドに進出が決まっている。

▽永田監督の話「石川の3ランが大きかった。昨日は同じ形で点を取られてコールド負けだったので、早く点を取れと。同じ事を繰り返すなと。石川がよく打った。西は昨日はわずか9球。今日はよく粘ってくれた。スーパーラウンドでは、チーム結成時から言っているように、ひとつずつ戦っていきたい」

◆U18W杯 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催する、18歳以下による世界大会。81年に始まり今回が29度目。日本が高校日本代表で臨むのは04年が最初で、今回が6度目。日本は04年から高校日本代表で臨み過去は準優勝が最高。参加12チーム(A組=韓国、オーストラリア、オランダ、カナダ、ニカラグア、中国、B組=日本、米国、台湾、パナマ、南アフリカ、スペイン)。1次ラウンドは2組各6チームで総当たり戦、各組上位3チームがスーパーラウンドに進出。同ラウンドは別組の3チームと対戦。順位は1次ラウンドで対戦した同組チームとの対戦成績を持ち越し、計5試合分で決定。上位2チームが決勝へ、3、4位は3位決定戦に進む。