今春の県大会準優勝校・加藤学園が、エース投手の好投で2回戦進出を決めた。

加藤学園は5-0で今夏4強の島田商を下した。先発右腕の肥沼(こいぬま)竣(2年)が好投。初回からキレのある直球で凡打の山を築いた。6回2死まで無安打投球。「途中に少し集中力が切れてしまった」と、7回には連打を浴びるも、得点は与えなかった。公式戦での完封は、今春の県大会・常葉大橘戦以来。3安打8奪三振で勝利に導いたエースは「まずまずのピッチングができた」とうなずいた。

シード校として臨んだ今夏は、4回戦でオイスカに敗れた。引退した3年生は、現在もサポート役として練習に参加。先輩からの助言を受けながら、日々の練習に取り組んでいる。「3年生の思いも背負って戦いたい」と肥沼。今日15日の2回戦では、昨夏甲子園出場の常葉大菊川と対する。連投も覚悟の上で「目標は東海大会にいくこと」と力を込めた。【神谷亮磨】