センバツをかけた注目の「智弁対決」は、春に続いて智弁学園(奈良)が激しい打ち合いを制した。

公式戦での兄弟対決は4度目。智弁学園は2敗のあと2勝でタイにした。

最初は95年秋の近畿大会準々決勝で智弁和歌山が5-0。当時1年生だった智弁和歌山・中谷監督も出場した。2回目は02年夏の甲子園3回戦。智弁和歌山が7-3で勝利。智弁和歌山は高嶋仁監督が、智弁学園は林守監督が率いた。林監督は01年春まで17年間、智弁和歌山の部長を務めて高嶋監督とのタッグで全国制覇の経験がある。

3度目は今春の近畿大会1回戦。智弁学園が5点差をはね返し、9-7で乱打戦を制して初勝利。今回も両軍で30安打30得点の派手な点の取り合いになったが、ビッグイニングを4度作って打ち勝った。