明徳義塾(高知)が尽誠学園(香川)を下し、秋の四国王者に輝いた。15日開幕の明治神宮大会では、北信越代表の星稜(石川)と戦う。星稜とは、92年夏の甲子園で松井秀喜を5打席敬遠して以来の対戦。今夏の甲子園で、明徳義塾が3回戦へ進めば星稜戦だったが、2回戦で敗退し、92年以来の再戦は幻となっていた。

明徳義塾は、前日2日の準決勝で、プロ注目右腕の和田育也(2年)を擁する高知中央(高知)を16-1と圧倒した勢いそのままに、01年以来の四国大会決勝での対決となった尽誠学園を破った。

1回戦は小松(愛媛)を8-1で7回コールド。2回戦も、コールドでこそなかったが、徳島北(徳島)を再び8-1で退けた。前日の準決勝・高知中央戦も、新沢颯真内野手(2年)の大活躍などで初回、2回に8点ずつをあげて圧勝していた。

すでに2年ぶり来春センバツの当確ランプをともし、四国王者の座も手にして、因縁の一戦へ向かう。

主なOBは元広島の町田公二郎、元ロッテの寺本四郎、DeNAの伊藤光ら。プロゴルファーの松山英樹もいる。