広島ドラフト4位指名の花咲徳栄(埼玉)・韮沢雄也内野手(18)が18日、埼玉・加須市のサトエ記念21世紀美術館で仮契約した。

花咲徳栄からは、これで5年連続(15年~19年)のプロ野球選手輩出が決まった。

同一高校からの直接のプロ入りでは、愛工大名電(愛知、81年~87年)と大阪桐蔭(10~16年)の7年連続が歴代最長記録。花咲徳栄は韮沢のプロ入りで、PL学園(大阪、93~97年)と並んで歴代3位タイになった。

関東以北の高校としては歴代トップ記録になり、岩井隆監督(49)は「こつこつやっていることが、こういう結果になっているのかなと思います。途切れることもあるでしょう。ただ、花咲イズムというか、プライドやポリシーもあります。こういう練習をすればこういう風になれる、というのが開花してきたのかなと思います」と振り返った。

なお、龍谷大平安(京都)は6年連続、大宮(埼玉)と中京(岐阜)は5年連続でのドラフト指名実績が過去にあるが、いずれも入団辞退の選手がいた。

◆花咲徳栄の過去5年のドラフト指名選手

15年…武田愛斗外野手(西武4位)

16年…高橋昂也投手(広島2位)岡崎大輔内野手(オリックス3位)

17年…西川愛也外野手(西武2位)清水達也投手(中日4位)

18年…野村佑希内野手(日本ハム2位)

19年…韮沢雄也内野手(広島4位)

なお、14年はドラフト指名がなかったものの、13年は若月健矢捕手がオリックスに3位指名で入団。17年にはOBの東北福祉大・楠本泰史外野手がDeNA8位で入団している。