ヤクルト、楽天で活躍した飯田哲也氏(51)が24日、母校・拓大紅陵(千葉)のコーチに就任(非常勤)したことがわかった。同氏は2月7日に学生野球の指導資格を回復している。

飯田氏は86年春、夏甲子園に出場。ヤクルト入団後は守備のスペシャリストとして91年から7年連続でゴールデングラブ賞を受賞。92年には盗塁王を獲得し日本一に貢献した。引退後はヤクルト、ソフトバンクでコーチを務めていた。

元プロ野球のOBコンビが名門復活を目指す。拓大紅陵は、春4回、夏5回の甲子園出場の名門。しかし、近年は春は04年、夏は02年以来甲子園出場から遠ざかっている。昨夏8月にはOBで元ロッテの和田孝志氏(49)が監督に就任したばかり。今回、スタッフに飯田氏を迎え、新体制で春を迎える。和田監督は「高い才能と技術を持った方。選手たちの見る目も変わってくるでしょう」と期待を込めた。86年夏には当時、捕手だった飯田氏とバッテリーを組み公式戦に出場したことも。今後は、新たな強力タッグで、母校の全国制覇へ力を注ぐ。