新型コロナウイルスの感染拡大で今夏の全国高校野球選手権大会と出場権を懸けた地方大会の中止が20日に決まったことを受け、各地の高野連は21日、理事会や運営委員会を開き、独自の代替大会の開催について協議した。

近畿ではこの日、京都、大阪、兵庫の3府県の緊急事態宣言が解除された。大阪府高野連の伊原登理事長は「やる、やらないを含め検討する。3年生のためにやりたいという思いは誰にでもある。やるなら無観客での実施なので、大きな支出は覚悟している」と、メールなどで理事たちと議論を重ねていることを明かした。

京都府高野連は「京都ではまだ1校も練習を再開していない。さまざまな課題を検討中」と慎重な姿勢を見せた。兵庫県高野連も独自大会は開催、なしの両方で検討を始めた。