日本高野連が10日、8月10日から甲子園球場でセンバツに出場予定だった32校を招待して「2020年甲子園高校野球交流試合」を開催することを決定した。

招待校となる履正社(大阪)の岡田龍生監督(59)はこの日、同校グラウンドで取材に応じ「子供らも保護者も夢見てここまでやってきた。そこで試合をさせてもらえる。球場で試合をさせてもらえるのは大喜びすると思います」と生徒の気持ちを代弁した。

大会ナンバーワン右腕とされた現ヤクルト奥川を擁した星稜(石川)に打ち勝ち、初優勝した昨夏以来の甲子園。「全力で昨夏の星稜さんとの決勝のつもりで、生徒らには思う存分プレーできるようにやらせてあげたい」。交流試合は各校1試合のみで優勝校は決まらない。「夏連覇」はかなわないが、全国制覇を成し遂げたあの日のように、全力で聖地に挑む。