日本高野連は10日、オンライン形式の理事会を開催し、今春中止となったセンバツに出場予定だった32校の特別救済措置として「2020年甲子園高校野球交流試合」を甲子園で開催すると発表した。8月10~12、15~17日の6日間で史上初のプラン。各校1試合ずつを無観客で行う。組み合わせ抽選は7月18日。

<「2020年甲子園高校野球交流試合」実施要項(抜粋)>

◆主催 公益財団法人 日本高等学校野球連盟

◆後援 朝日新聞社 毎日新聞社

◆特別協賛 阪神甲子園球場

◆日程 1日3試合以内。出場校が参加しての開会式は行わないが、今後リモート開会式などを検討。

◆参加校 32校が参加できない場合、辞退した場合は補欠校(候補順)を招待。

◆招待人員 責任教師、監督、選手の20人、記録員1人、ノッカー1人、補助員5人、校長か準じる者1人の合計30人以内。

◆旅費・宿泊費 主催者が下記の通り支給する。旅費は北海道・東北地区を除く関東以西の出場校は、感染防止のため公共交通機関を使用せず、地元の貸し切りバス1台をチャーターして来場。北海道は、出場校所在地の最寄り駅から大阪までの航空運賃、東北地区は、利用する公共機関の往復30人分を支給。北海道、東北地区のチームが航空機またはJRで来阪する時は大阪(空港・駅)到着時から主催者において貸し切りバスを準備し、帰路に向かうまで配車する。宿泊は感染防止のため、前日と試合当日最大2泊を原則とする。近隣校は1泊や日帰りも検討。宿泊費は1人1泊1万円の30人分を支給。雑費は1人1日2000円。

◆宿舎 招待校の宿舎は、原則として当該都道府県連盟が契約している宿舎とする。契約宿舎の受け入れに支障がある場合、日本高等学校野球連盟事務局が別の宿泊先をあっせんする。

◆選手の健康管理 通常実施する大会前の関節機能検査は実施しないが、試合後担当医による検査を実施することがある。新型ウイルス感染症対策については別に定める。