埼玉県高野連は12日、伊奈町で理事会と運営委員会を開き、8月8日から23日まで「夏季埼玉県高等学校野球大会」を開催することを発表した。

現在部活動を行えていない学校が多く、体力面を考慮して、1試合7イニング制で同点の場合は決着がつくまでタイブレーク方式。投手の投球は1週間で500球までと制限を設ける。

大会は東西南北の4ブロックのトーナメント制。それぞれの優勝チームが再びトーナメントを行い、県優勝校を決め、独自に用意する優勝旗を授与する。選手登録は20人だが、1試合ごとの選手変更を認めることにした。

新型コロナウイルス感染防止策として、原則無観客で開催する。試合後、関係者すべてが球場から退場してから、次の試合の関係者は入場を認める。試合間は消毒を徹底する。坂上節会長(57)は「ひたむきに努力を重ねてきた球児たちへ、なんとか対策を講じて活躍の場を作ってあげたかった」と語った。抽選会は7月21日、ブロックごとに各校の教諭のみで行う。また、感染状況によっては、大会の日程変更、中止もあるとした。

センバツ出場予定で、8月に甲子園での交流試合も決まっている花咲徳栄については、日本高野連との相談の上、どちらも出場できるように調整を進めていく。