山梨県高野連は25日、甲府市内で理事会を開き、7月23日から「2020年夏季山梨県高等学校野球大会」を開催すると発表した。参加37校34チームによるトーナメント制。9イニング制で、延長10回からタイブレークを採用する。

ベンチには21人まで入れて、試合ごとの選手登録変更を認める。原則無観客試合となるが、ベンチ外の部員や保護者の入場の可否は今後検討するとした。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、夏の甲子園や県大会が中止となったことを受け、野球部員の練習の成果を発揮する機会を設けるために開催の決断に至った。

6月3日には、各校へ向け「トーナメントで県優勝校を決めるか」「各校1試合の記念試合とするか」「ブロックごとに分け、ブロックごとの優勝校を決めるか」「独自大会を実施しないか」の4案を提示し、指導者、選手、保護者からの意見を求めるアンケートを取った。

独自大会による県優勝校を決める大会を望む声が多く、決定に至った。高野修会長(60)は「3年生にとっては次のステージに向かうための区切りとして、練習の成果や成長したことを発揮するための大会にしてほしい」と願った。

抽選会は7月4日、責任教師による代理抽選で行われる。