夏の代替大会に出場するドラフト候補紹介企画の第2回は「西日本編(下)」。報徳学園(兵庫)のエース右腕・坂口翔颯(かすが)投手(3年)は昨秋兵庫大会決勝で、明石商の中森俊介投手(3年)に投げ勝っている。

報徳学園のエース坂口は昨秋の兵庫大会決勝で、今秋ドラフト1位候補の明石商・中森に投げ勝った。中森が4回途中4失点に対し坂口は9回1失点完投勝利。「中森は自分より上。あの時は前日の準決勝で中森は完投して疲れていたと思う。100%の中森、明石商とやりたい」。同じ日の準決勝で坂口は3イニングしか投げていなかった。独自大会で、お互いベストコンディションでの再戦を望んだ。

最速142キロは秋から変わらないが、球速アップを目指して下半身強化。体重は5キロ増え安定感が増したことで、6月の活動再開後は平均して140キロを超える。カーブの精度が高まり、緩急も生かせるようになった。「150キロまで伸ばして、直球でどんどん押せる投手になりたい。最終目標はプロ」。この夏、さらなる飛躍を目指す。