注目の東部私立対決「加藤学園-飛龍」は、悪天候のためにノーゲームとなった。2回と3回に雨脚が強まり、計4時間11分の中断。天候は回復せず、12日に、会場を愛鷹球場から清水庵原球場へ移しての仕切り直しが決まった。

加藤学園は初回、2死一、二塁で5番勝又友則主将(3年)の右前適時打で1点を先制。2回にも追加点を挙げ、主導権を握った。3回にも1死満塁の好機を迎えたが、ここで水入り。勝ち星を取り損ねた形となった。勝又は「最後までやりたかった。天候には逆らえないので仕方ないです」と冷静に話した。

一方、2点リードされた飛龍は、雨に救われた格好だ。木村一矢主将(3年)は「投打とも良くなかったので、再試合になってよかった」と安堵(あんど)した様子。鈴木久監督(62)は「良い予行演習になった。明日(12日)に最高のプレーができるよう、リセットして臨みます」と切り替えていた。【河合萌彦】