14年夏県準Vの佐沼はエース右腕・菅原陸投手(3年)が、6回を投げ打者17人から13三振を奪う力投で、部員13人の涌谷を12-0の6回コールドで下した。

初回いきなり連続三振を奪う好スタート。2回に三塁打を浴びたが、続く打者のスクイズを外して、ピンチを脱した。菅原は「最初から走ると思っていた。キャッチャーがうまく外して、信頼して投げた」と振り返った。これでさらにエンジンがかかり、次の打者から4者連続で三振を奪う。さらに5回には3者連続を奪い、マウンドを譲った。急浮上のドクターKは「(三振は)狙いには行くが、チームの勝ちを信じて投げられた。次もゼロで抑えたい」と笑顔で話した。

松井康弘監督(47)は「最近は雨で練習ができず、ぶっつけ本番の状態だった。本来なら、もっといい投球ができるので、次はベストピッチをしてくれる」と次戦に期待を寄せた。