福島商に輝くような金属音が響いた。遠藤輝音(きらと)外野手(3年)が2回に自身初のランニング本塁打を放ち、打者2巡の猛攻を呼んだ。

「輝音」は両親が「音は輝くものではないけど、輝かせるような人になってほしい」と付けられた。「小さい頃は恥ずかしかったけど、今はこの名前にしてもらってうれしいです」。公式戦初本塁打に「うれしいけど自分は1番バッターの役目を果たすだけ」。最後の夏にもっと「キラリと」輝いてみせる。

▽小野・長沼・塙工の生天目瑞希主将(3年=塙工)「人数が少なくてフリー打撃とかもできなかったけど、最後は全員で楽しくできた。福島商は強かった。声かけとかの内容もすごい良かった。この後も頑張ってほしい」

▽小野・長沼・塙工の佐藤臣省投手(3年=小野)「連合チームを経験する人は少ないので、この経験はこれから生きてくる。みんな一生懸命やって楽しかった」