大産大付が危なげなく3回戦へと駒を進めた。

初回から相手のミスにうまくつけ込み打者13人で8得点。大量リードもあり、先発の田中大智投手(3年)が快投した。初回を3者凡退できって取ると2回は3者連続三振。その後も相手打線を寄せ付けない。他の投手との兼ね合いもあり、4回からはマウンドを譲ったが、3回を1安打7奪三振無失点に抑えた。

元ソフトバンクの田上秀則監督(40)も田中のピッチングを絶賛。「これまでに見てきた中で一番のピッチングをしていた。入学してからの努力の成果が出せていた」と振り返った。次は関西創価との3回戦に決まり、「昔から(関西創価は)力のある学校。総力戦で戦っていかないといけない」と気を引き締めた。【林 亮佑】