安積の右腕・鈴木一夢(3年)が投打に大活躍だ。

6回2死まで無安打。3回には適時三塁打を放った。県内屈指の進学校とあって、甲子園中止で引退を考えた選手もいたが、全員で続行を決めた。「終わった時にやっぱり勉強しておけば良かったとならないよう、全力で練習しようと思いました」。中学時代に右手を骨折した際に「エックス線写真を見て、全治を判別できるのがすごい」と感動したのがきっかけで、医学部進学を目指す。自粛期間中は1日11時間の勉強に励んだ集中力で、次は打倒磐城を狙う。

▽郡山東・川崎大輝主将(3年=6回にチーム初安打) コロナ禍の前に8人いた3年生が3人になってしまったけど、2人が戻ってきてくれた。勝ちたかったけど、みんな頑張ってやり抜くことができた。