岩内は笑顔で散った。エース左腕、松屋駿汰(3年)が3失点(自責点0)完投も、相手投手を攻略できずに完封負け。現3年生16人が入学時は2年生3人しかいなかった。

昨夏初戦(2-22小樽双葉)などコールド負けを繰り返しながらも力をつけ、秋には北照を破って3季通じて9年ぶりに道大会に進んだ。松屋は「最後の大会なので楽しもうと思っていた。悔しいけど、楽しかった」と笑った。

▽岩内・中西倖己主将(3年=共和中時代から松屋とバッテリー)「松屋は今シーズンで一番良い投球をしてくれた。結果は悔しいけど、この仲間だから最後まで野球ができた」

▽岩内・成田貴仁監督(39=代表決定戦で敗れ)「3人のチームに16人が入ってきたからには高校野球をさせてやりたいと思ってやってきた。去年夏までの悔しさが、(昨秋道大会出場など)公式戦で結果につながった」