東日本国際大昌平でベンチ入り唯一の2年生、左腕・矢板裕大が公式戦初登板で完封の大仕事をやってのけた。

最速は110キロ台後半だがテンポ良く3安打に封じた。「3年生の思いをつぶさないように投げた」。前日に登板を告げられ、ベンチ外の先輩たちから「オレたちの分までやってくれ」と背中を押された。伊藤博康監督(50)も「矢板に尽きる」と背番号20をねぎらった。

▽郡山・国分玲弥投手(3年=11安打も5失点の粘投)「大会が中止になり、保護者が激励のDVDを作製してくれて、全員で続けることができた。強い相手にここまでできて幸せ。これから受験に切り替え国公立の法学部を目指します」