新型コロナウイルス感染拡大により中止となった今春センバツに出場予定だった32校を招いて行われる2020年甲子園高校野球交流試合第2日が行われ、鍛治舎巧監督(69)率いる県岐阜商が、明豊(大分)に2-4で惜敗した。7月中旬に教諭や生徒が新型コロナウイルスに感染し、岐阜県独自の代替大会出場を辞退。同校にとって今夏唯一の公式戦だった。主将の佐々木泰内野手(3年)が大会第1号本塁打を放つなど、敗れはしたが、聖地に足跡を残した。

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県岐阜商は東邦(愛知)と今月27日、愛知・パロマ瑞穂野球場で3年生の引退試合を行う。東邦も同校生徒の新型コロナウイルス感染が分かり、県の独自大会を大会途中で辞退した。

7回1死一塁から右前打を放ち、好機を広げた岩田は「試合が出来る環境を作っていただいたのを感謝しながら、最後の締めくくりをいい形にできればいい」と意気込んだ。