星稜は甲子園交流試合に向け、バスで関西に入った。この日午前中はノックやフリー打撃で最終調整を行った。

9日の石川県独自大会決勝では1-2で日本航空石川に敗れ準優勝。山下智将部長(38)は「県で負けて甲子園に来るのは不思議な感覚。負けた翌日からは選手たちは気持ちを切り替えて、今日も元気よく動いていました」と話す。相手は昨夏甲子園決勝の相手履正社(大阪)。主将の内山壮真捕手、知田爽汰内野手(いずれも3年)ら、昨夏準優勝メンバーも多く残り、昨夏の悔しさを勝利で晴らす。

◆昨夏甲子園決勝VTR 履正社は1点を追う3回、4番井上(現阪神)が星稜のエース奥川(現ヤクルト)から逆転3ラン。同点とされた直後の8回には野口主将の中前適時打などで勝ち越し初優勝。センバツでは奥川に毎回の17三振を奪われ、0-3で3安打完封負けしたリベンジを果たした。奥川は9回完投、被安打11、6奪三振だった。