プロ志望届を提出している千葉学芸のエース・小芝永久(とわ)投手(3年)が先発するも、8回を投げ11安打5失点で姿を消した。

昨年6月に右手首を骨折。リハビリと下半身中心のトレーニングで力をつけ、今春、146キロを記録。キレのいいスライダーを武器に、プロ志望届を提出するまでに成長した。公式戦初出場となった今夏は、エース番号を背負い、チームを決勝トーナメントに導いた。「縦のスライダー、カットボールのキレはよかった。真っすぐも気迫を出して投げれば打たれないことがわかった」と、敗戦にも前を向いた。

ケガの苦しみも成長にかえ、歩むべき道を見いだした。「つらい時でも乗り越えられる力はつきました。もっとボールのキレを磨いて、上の世界でやる準備をしていきたい」。プロの世界へ挑む気持ちを固めた。