左の好打者広島商の寺本聖一外野手は3打席で2本の二塁打を放った。

木製バットを使い、1打席目は柳井商工(山口)阿部克哉投手の134キロの球をとらえ左中間へ二塁打。続く2打席目は金沢龍谷(石川)加藤優弥投手から中堅右へ二塁打。3打席目は一ゴロだったが、169センチの小柄な体ながら、巧みなバットコントロールを見せた。「自分の力を発揮でき、プロのスカウトの方に良いアピールができたと思います。シート打撃で1打席目は打った後、一塁へ走るのを忘れるくらい集中していました」と笑顔で甲子園を後にした。