盛岡大付(岩手)が八戸学院光星(青森)との東北大会(14日開幕、宮城県)出場校対決を11-3で制し、勢いを加速させた。

「1番三塁」松本龍哉内野手(2年)が、2打席連続本塁打を含む4安打4打点の活躍。「個人的には県大会は納得する成績ではなかったので、強い相手から打てたことは自信になった。捉える確率もだんだん高くなってきた」。羽黒(山形)との14日初戦に向けて、調子は上向きだ。

3回に4連打で一挙4得点。5回にも自身の中越え2点適時三塁打など6連打で5点を加点した。7回には右翼ポール際に運び、9回には高校通算33号の右中間弾。県大会後に打撃フォームを見直し、修正した成果を発揮した。東北大会では昨秋の準決勝で2-9と敗れた仙台育英(宮城)と再戦の可能性もある。「2年連続で負けたくないし、新チームになってからも東北で一番になると言い続けてきた。1番打者として相手投手をびびらせるくらいの強烈なインパクトを与えるスイングをしたい。燃えているしワクワクする」。松本の先制パンチで、来春のセンバツ切符を導く。【鎌田直秀】