日本学生野球協会は16日、都内で審査室会議を開き、高校6件と大学1件の処分を決めた。

松山聖陵(愛媛)は、不適切指導及び体罰と報告義務違反として、監督(39)を8月30日から来年3月29日まで7カ月間の謹慎とした。

8月中旬にグラウンド上で怠慢と感じたプレーについて部員3人を指導。その際「自分で気合を入れておけ」「壁に頭をぶつけておけ」と発言したり、部員自ら頬をたたくよう不適切指導を行った。また、食事用の食器が部室に残されていたことに対し、誰がやったのか問いただすため、部員全員をグラウンドに20分間正座させた。

享栄(愛知)は、部長(45)が、部内での暴力で3カ月の謹慎。浜松修学舎(静岡)は、副部長(25)が部内での暴力により、1カ月の謹慎。部長(59)が、副部長の暴力行為及び、審議小委員会で厳重注意とした別の不祥事について報告を怠ったとして3カ月の謹慎とした。加計芸北(広島)は外部コーチ(25)が、部内での暴力と上司へ報告しなかったとして、4カ月の謹慎。

セクハラ行為が発覚したA県B校については、監督を無期謹慎とし、被害者のプライバシーを考慮し、内容と学校名は発表されなかった。

内子(愛媛)は部長が、部内での暴力と報告義務違反で4カ月の謹慎とした。

大学では、中部学院大の監督(51)が、部内での暴力と報告義務違反で2カ月の謹慎とした。