花巻東・中居颯真投手(2年)が8回先頭まで無安打に封じ、3安打1失点で4強入りを導いた。

佐々木洋監督の助言で、大会直前の11日に横手投げへ転向した変則左腕は「27個のアウトを全部自分が取ろうと思っていた。サイドにしたばかりですが、上からの時よりも角度を使って投げられた。はまりました」。左打者にはスライダー、右打者にはチェンジアップで翻弄(ほんろう)した高校初完投だった。

▽八戸西・福島蓮投手(2年=最速143キロの長身右腕は4安打2失点の好投)「真っすぐはコースに決まれば詰まらせたり引っかけさせたり出来ることが分かった。調子は良かったけれど、2回は甘さが出た」