二松学舎大付が、早実に競り勝って4強に進出した。

1-2で迎えた8回に2得点で逆転したが、直後に2失点。3-4で迎えた9回に3安打3得点でひっくり返した。

最速143キロ左腕のエース秋山正雲投手(せいうん=2年)は、9安打4失点8奪三振で1人で投げきった。172球の大熱投も、9回に140キロをたたき出すなど球威は落ちなかった。疲れはあったが「気力です。(9回は)気持ちが高まってました」と振り返った。

早実打線の4番には清宮福太郎主将(2年)が座る。「少し意識した」と話すが、長打を浴びないようにコーナーを突いた。5度対戦して1安打2四球。打たれた1本も内外野の間に落ちた単打と、最低限に封じた。

次戦は14日、日大三と対戦する。「日大三の宇山選手も良い左投手。負けないように頑張ります」と力強く語った。