日本高野連は11日、第93回選抜高校野球大会(来年3月19日開幕、甲子園)の21世紀枠の各地区候補9校を発表し、四国は川之石(愛媛)選ばれた。

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川之石は県8強ながら選手15人(2年10人、1年5人)と少人数で、工夫しながら練習に取り組む姿勢で選ばれた。過疎地域で部員不足に悩む学校の雄になろうと、弱者が強者に勝つための方法論を常に追求している。学校のグラウンドは内野しか使えない中で、自作の野球用具を使って練習に励む。チーム独自の打撃教本、相手の配球を読むためのカードゲーム、ペットボトルや水道管などを使った道具を使う。積極的にボランティア活動を行っているところも評価された。