第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)に出場する三島南が7日、沼津・愛鷹球場でセンバツ初出場決定後初の紅白戦を行い、控え選手中心の白組が4-3で紅組に競り勝った。レギュラー取りを狙う白組選手の中で「伊藤兄弟」が猛アピールした。

兄の伊藤侍玄(じげん)主将(2年)は、1番で出場し、2本の二塁打。「(稲木恵介)監督の助言で、打席でゆったり構えるようにした。振り終わった後は、良い感触が残ってました」。左翼のポジション争いの渦中にいるため「今後も毎打席、結果にこだわりたい」と引き締めた。

弟の伊藤春風(はるかぜ)内野手(1年)は、1-2の2回裏2死二、三塁で左への逆転適時二塁打を放った。昨秋はベンチ外。悔しさから、練習でバットを振り続けた。この日は、手のひらのマメがつぶれた状態で打席に立ったが「痛かったが、そんなのは気にしてはいられない。アピールへの最初の1歩を踏めたと思う」と胸を張った。

兄弟そろっての甲子園出場が目標だ。伊藤侍は「昔から一緒に野球を楽しんできた仲なので、できれば甲子園で同じ風景を見たいです」。1カ月半後の大会本番へ向け、共に勢いを増していく。【河合萌彦】